コラム
HOME > 人材育成の記事一覧 > その業務、他のメンバーに任せませんか?
自動車 全業種

その業務、他のメンバーに任せませんか?

人材育成・生産性アップ

なぜ業務がうまく回らないか?

自動車業界では販促をすれば集客が増え続ける・・・
そんな時代ではとっくに過ぎ、
業績を伸ばし続けるために成約率アップや単価アップ、リピート回数アップを考えることが多くなっているかと思います。

その一方で、業績の上がらない多くの企業で見られる要因の1つが“帳票管理ができていない”ことです。
業績を上げるために様々な施策を講じるものの、どれも中途半端に終わってしまうことはないでしょうか?

正しい戦略・施策で業績アップへ導くためには、現状を正しく把握していくことが欠かせません。
そのためにはまず、リアルタイムで正確な数値を把握できるようになり、
出揃った数値を分析した上で次の戦略・施策決定をするという順番です。

この現状把握から分析、意思決定が正しくできるような帳票管理の仕組みが必要になってきます。
さて、この帳票管理が徹底されない問題、原因はどこにあるのでしょうか。

店長やマネジャーが数値管理に関してズボラだからか?
店長やマネジャーが数字に対する執着が弱いからか?

それに対して、経営者の皆さまは解決策としてどんなことを提示しているでしょうか。
単純に「毎日数字を見ろ」と一言で言っても、変化を起こすにはなかなか難しいことかもしれません。
なぜならクルマ屋さんの店長やマネジャーに見てほしい数値はたくさんあるからです・・・

特にプレイングマネジャーとして現場に立つ方は「アレもコレも」やる必要があり、
全体を見るのがよっぽど得意な人でない限り、
数値管理までなかなか手と頭が回らない方もいると思います。

この場合、経営者として必要な判断は店長業務の棚卸しになります。

リーダー・担当者を設けて徹底度を上げる

そこでとあるオートビジネス経営研究会に所属する会員様では、
今まで店長が自分で集計から管理・分析まで全て行っていたものを、
集計に関しては全て所属するスタッフに任せることにしたのです。

冷静に考えると、何も店長やマネジャーが集計から管理まで全てを行う必要は全くないのです。
つまり、「集計業務」「管理業務」のちょっとした分業制とも言えます。

このプチ分業を始めるにあたり、新人スタッフにはいたってシンプルですが、こんな感じで伝えました。
「Aさんは毎日、エリア別の来場件数に関して集計してね!」
「Bさんは毎日、店舗で販売した車の成約単価を集計してね!」
「Cさんは毎日、販売したお客様総数に対するローンの利用率と利用条件を集計してね!」

いかがでしょうか?
実は幼い頃に学校でやっていた「○○係」「○○リーダー」というものと全く同じ発想です。

任せるのが不安だと仰る方も多いと思いますが、
依頼する相手が新人スタッフであることも、ポイントの1つになります。

仮に数字の意味がわからなくても、
わからないなりに質問しながら毎日一生懸命に集計を行ってくれるからです。

一生懸命に集計業務を分担・サポートしてくれるメンバーがいることで、
店長やマネジャーは数値の最終確認から分析に注力できるようになりました。

発想の少し転換してみましょう

上でお伝えした事例・施策はとてもシンプルなものです。

この取り組みを継続することで、昔は営業管理表1つが作れなかった店長さんでも、
1つ1つ地道に積み重ねていくと月次決算書が作成できるようになってます。

会社や店舗によって帳票管理が徹底できない理由は様々あるかと思いますが、
特定の一個人の責任を際限なくずっと追及しない選択も決断の1つです。

ですので業績アップに歯止めを掛けないためにも、
“個人スキル(特に不得意分野)にスポット・焦点を当てすぎない”
ことがここでは重要なポイントと言えるでしょう。

そしてこのプチ分業のもう1つのメリットは、
人材育成も兼ねて新人スタッフを早期から数値管理に携わらせるということにあります。

「なぜその数値管理が必要なのか」
「その数値から何を分析しなければいけないのか」
「できる上司はどんな視点で分析を行い、意思決定しているのか」

数値管理に触れることで、新人スタッフのうちから多くのことに気付く感性が身に付きますし、
マネジャーも業務分担を行うことで店舗全体の生産性アップに繋がります。

今回ご紹介した発想の転換がピンときた方は、是非ともチャレンジしてみてください。

担当コンサルタント

石原 佑哉 イシハラ ユウヤ

オートビジネス支援部/HRDコンサルティング事業室

>詳しく見る

このコンサルタントに無料経営相談を申し込む
トップに戻る